妊娠出産を振り返って
33歳で結婚した私はすぐに近所の産婦人科で子供が欲しいと相談した。
各種検査をすれば、妊娠できない原因がすぐ分かって薬か何かを飲めばすぐ妊娠できると思っていた。
が、この考えがそもそも間違いで、原因なんて分からないことの方が多いのだった。
でも病院の先生はそれをはっきり言ってくれないし、処方される薬の説明もほとんどなかった。
病院に行けば原因があるのか、あればそれに対する対処法を明示してくれると思っていたので、何だかよく分からないけど治療してるのに子供ができない。とものすごくストレスだった。
体外受精をした病院では毎回の血液検査のホルモン値から私はPCOS気味で排卵が上手くできていないことがあるらしい、移植も最大限のホルモン補充が必要だったので、黄体機能も良くないと自分なりに理解した。
体外受精の病院では毎回血液検査をして結果を明示してくれるからはるかにストレスは少なかった。
妊娠中は安静指示とか切迫早産になったが、不思議と早産になる心配はしてなかった。
それよりも円錐切除してなければ切迫早産入院もなかったし、妊娠糖尿病もなかったし、胎児の巨大化で帝王切開もなかっただろうとタラレバな気持ちが湧いてくる(´Д` )
待望の妊娠なのに、入院すると私よりずっと若い人が2人目3人目の妊娠してて劣等感(´Д` )
今度は無事に産まれてくれたのに、バリバリ仕事してる助産師さんや主治医の先生が羨ましくて仕方なかった。
主治医の先生は女医さんで歳も近そうで明るくてサバサバしてすごく親切。
医者になりたいなんて思ったことないけど、この女医さんに会って医者って素敵な職業だなと思った。
子供は本当に可愛いし、無事に産まれてくれて感謝しかないけど、今は自分が社会復帰することばかり考えてしまう。
あんなに頑張った治療でさえ、無理して治療する必要があっただろうか、自然に任せて夫婦2人の時間を楽しんだ方が良かったのではないかと思えてくる。
結婚したら子供がいないことに劣等感。
妊娠したら若いママに劣等感。
出産したら仕事でバリバリしてる人に劣等感。
これは産後うつなのか…こんな内容で不快に思う人がいるかもしれないけど、私の妊娠出産を振り返った率直な気持ちだ。
数年後にはこの気持ちもそんなこともあったねと笑い飛ばせるといいと思う。
産後の精神状況
出産翌日から母子同室が始まり、初めての授乳!!
めちゃめちゃ愛おしい感情が湧いて来て幸せな気持ちに!!
でも、いざ赤ちゃんと個室に2人きりになるとなんとも言えない孤独感が込み上げてきた。
切迫入院中は大部屋で看護師さんも1日に何度か点滴を見にきてくれたり、他の人のところに来ている看護師さんの話し声が聞こえてたりしてたのに、シーンとした広い部屋に赤ちゃんと2人きり…みんな忙しそうに働いてるのに私は何をしてるんだろうって寂しさが込み上げて来た。
タイミング悪く冬の今はインフルエンザ流行中のため家族以外の面会が出来ないから友達も呼べない。
赤ちゃんが泣いても気を使わなくていいのが個室のいいところだけど、こんなに寂しいなら大部屋にすれば良かった。
赤ちゃんとの同室は想像以上に大変で、これからの育児への不安と寂しさで私も早く働きたい!!と思うようになった。
そして助産師さんてなんて良い職業なんだろう!助産師になりたい!などと無謀な感情が湧いてくる。
授乳室に行ってもだいたい誰もいない、誰かいても挨拶するくらいで、話すほどじゃない…無駄に廊下を歩いてみたりする。
と完全に産後の気分の落ち込みにやられました。
とにかく心の中は主治医の先生や助産師さんみたいにハツラツと働きたい!!この病院から離れたくない!でも寂しい!という謎の感情に支配されていった。
多分、なかなか妊娠できず、私にとって産婦人科にかかることは夢だったから執着心が出てしまっているんだと自己分析していた。
主治医の先生も女医さんで、多分歳も近い。
この2カ月間だいたい毎日今日の様子を聞きに来てくれて私の赤ちゃんを取り上げてくれた。
いつも明るくてサバサバしてる。
完全にこの先生すごく好き!この先生のように働きたい!とまたまた謎の感情が込み上げてくる!
こうして私の産後は思い描いていたハッピーなママの誕生ではなく、産後の不安定な精神状態に翻弄されてなんとも言えない助産師さんと主治医へのストーカー?心に苛まれるという予想外の日々となりました。
不妊治療という経験のせいもあるけど、ホルモンの乱れのなせる技は本当に恐ろしい(´Д` )
出産レポート3
あと2回吸引をチャレンジすることになり皆が私の陣痛の波を待っている。
陣痛の波を待たれるとなんだか来ない気がして、いつが陣痛の波なのかよく分からなくなる。思考も停止してる。とにかく波っぽいのがきたのでもう一度、息を吸って息を止めて思い切り息む!
先生にドンドンお腹を押される!
がやっぱり出ない。
16:30 2回チャレンジも失敗に終わり帝王切開に切り替わることに。こんなに激しくお腹を押されて、吸引までされてるのに赤ちゃんの心拍はまったく変わってない!
助産師さん達、先生がバタバタと手術室の確認を始める。
手術をする時は水分を取っていてはいけないので、先生が私がどれくらい水を飲んでたか確認してる。胎児の心拍を確認するためのモニターを外して、持ち運びできるドップラーに変える。
手術室に運ばれている間もずっと助産師さんがドップラーを当てて胎児の心拍を確認してくれる。
手術室に着くと私のお腹を押していた主治医じゃない先生が私の肩を叩いて「頑張って!」と言ってくれた。
定期的にくる陣痛の波に耐えながら背中を丸めて麻酔を入れる。
程なくして下半身が痺れ始め、陣痛の痛みはなくなり、半日ぶりに私の身体から痛みがなくなる。それがすごく不思議な感じがする。
先生は研修医と一緒に帝王切開を始める。
私はもう思考停止だし、眠いしでこの状況がいいのか悪いのかさえよく分からずとにかく寝たいと思う。
遠くで主治医の先生が手術をしながら、研修医の先生と話していて「私、産婦人科医辞めるんだー」的な話をしているのが聞こえた。
どうやら他に興味のある分野があるらしい。
そんなことをぼんやりと聞いてると赤ちゃんの泣き声が聞こえて、助産師さんが私の見えるところに連れて来てくれた!
なんだか感動よりも不思議な気持ちが大きい。
正直生まれたての赤ちゃんは可愛いという見た目ではなかった笑!
やっと生まれたと思いつつ、長いなまだかなーとぼんやりと思いながら、吸引のために切開した会陰も縫ってもらい、私の出産は終わった。
部屋に戻ると義両親がと母が待っていた。
先に赤ちゃんに対面しててくれたらしい。
私はその頃には目も覚めて「長く待たせてすみません」と言っていた。
どうやらLDRの外で待機してたらしく私の叫び声がずっと聞こえてたみたい。
何だか恥ずかしい気持ちになる。
とにかく義母も旦那さんの妹も安産だったらしいから、そういう人達に難産でかわいそうと思われたくないという謎のプライド?心が湧いて来た。
旦那さんよ。生まれてから呼んでくれよ。と思ったが、この辺をどうするかは話し合ってなかったのでしょうがない。
主治医の先生が来て、筋腫を取ろうと思ったが大きいので、出血多量になることを避けるため取らなかったという。
そして、「大きいねぇ!私にも抱っこさせてー」と赤ちゃんを抱っこしてくれた。
ということで、出産当日は壮絶な1日となり、赤ちゃんの顔も良く見れずとにかく眠くて後は寝て1日が終わった。
出産レポート2
2/14 5:30 病院到着LDR室で出産着に着替え、モニター装着。この頃はまだまだ余裕。
たまに来る痛みをイテテと言いながら受け流す。
9:00 促進剤開始 陣痛が来るとフーフーと呼吸で受け流す。この頃は陣痛が来るとひたすらテニスボールで肛門を押してもらい腰のところを撫でてもらう。助産師さんの絶妙なマッサージにびっくり!旦那にやってもらうより100倍楽にいきみ逃しができる!
12:00 子宮口全開 フーフーの呼吸が辛くていきみ逃しのため叫びまくる!!相当うるさかったと思う。
13:00 助産師さんからいきんでOKの許可が下りる。が一向に生まれない。声を出さず歯を食いしばってお腹を見るようにいきむが生まれる気配がない。もう無理ー!と叫ぶ!
ひたすら陣痛の波のたびにいきむが生まれず、助産師さんもなんとも言えない感じなのかひたすら無言で腰をさすったりしてくれてる。
心配した師長さんが様子を見にきてくれるが、何をしてくれるでもないので、内心答えてる余裕もない…
16:30 先生登場。回旋異常が分かり、吸引で分娩することになる。この時助産師さん5人先生2人。全員がすぐ生まれますよーな空気になる
16:45 先生が麻酔を打って会陰切開。吸引のカップを入れ込む。これがめちゃ痛い!!
陣痛の波が来たら吸って息を止めて思い切りいきむ!と同時にもう1人の先生が私のお腹を押す!!
全然出ない吸引カップがスポンと抜けてしまう。私は息ができないし吸引カップが痛いしお腹を押されてるし陣痛痛いしもう思考が停止状態。
旦那の頑張れの掛け声が他人事に聞こえてイラっとする笑!
先生があと2回チャレンジしてダメだったら帝王切開すると言う。朦朧とした意識の中でえー!と思いつつ、そうなったらそれでもいいと思う。
出産レポート3に続く
出産レポート1
2/14 3530gの赤ちゃんを出産しました!
出産レポートをまとめたいと思います!
2/13(入院前日) 朝
おしるしのような出血あり。
今までのように診察なしで出血があったのでこれはくるかも?と思う。
とりあえず、今日も動くため定番のショッピングモールへ向かう
2/13(入院前日) 夕方
規則的な痛みがやって来てカウントすると動いてる時は10分くらい。横になっちゃうと30分くらいになる。
2/13(入院前日) 夜21:00頃
10分ほどの痛みが続くため産院へ連絡
きっちり10分切るまで様子を見るようにとのこと。ご飯も食べられるしお風呂も入れるならまだまだらしい
2/14(入院当日) 4:30頃
痛みで目が覚めつつも寝ていると寝返りの瞬間に破水!急いで着替えて産院へ連絡!
とりあえず来てくださいとのことで向かう
出産レポ2へ続く
38w4d 退院後2回目の診察
まったく生まれる気配がなく診察へ。
先生も生まれなかったねー!なんて言いながら診察すると子宮口は3センチ開いて柔らかくなっているとのこと!
病院が満床のため2/14に入院決定!
赤ちゃんは3500くらいあるみたい!
私の体重は退院してからどうしても行きたかったパスタ屋さん、かき氷屋さんとか割と好きなものを食べてしまいすぐに3キロほど増えてしまったけど、今日の体重測定では増えてなかった!良かった!
入院までにお産が進むように週末に歩きまくる!1日4キロ歩いても何も起きませんでした
37w4d 退院後初の診察日
退院日の陣痛騒ぎ以来、日に日に体調が良くなり切迫での入院が何だったんだろうと思うほど普通の妊婦生活を送ってます🤰
後は運動!家の中で踏み台昇降運動を1日20分やってます!段々体力(特に足腰)の力が戻りつつあり嬉しい限り!
そのほかは無駄にショッピングモールに行って買い物がてら歩き回るようにしてます!
肝心の妊娠糖尿病ですが、朝と昼は食べ過ぎない程度に好きなものを食べて、夜は糖質を控えてます!
退院後の診察日は内科の診察もあったため、当日の朝、昼は糖質が少ない卵とウィンナー、野菜だけ食べて、病院の前にショッピングモールわ歩きまくってから行ったため、検査結果は問題なしとなりました(°▽°)
産婦人科の診察は子宮口2センチ開いてるし頭もそこにまで来てるからいい感じ!
と言われましたo(^o^)o
しかし赤ちゃんがデカイ…先生1週間後の診察までに生まれなかったら翌週の頭に誘発で入院と言われました!
そこまで待ってると4000にいきそうだけど汗!
なるべく早く生まれてねー!